独自の政府と旗を持つオーランドは、フィンランドの領域にある幾つもの島々によって構成されています。オーランド諸島はバルト海にあり、スウェーデンとフィンランドの中間に位置します。フィンランドに属してはいますが、文化はスウェーデンにより近く、言葉もスウェーデン語が使われています。州都はマリエハムンです。

 
   








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  エーッケルー教会
フィンストゥルム教会
ゲータ教会
ハンマルランド教会
ヨーマラ教会
レムランド教会
レンブーテ礼拝堂跡
ルンパルランド教会
聖ジョージ教会
サルトビーク教会
スンド教会

     


 
 

Eckerön kirkko (Pyhän Laurentiuksen kirkko)

以前の木造教会と入れ替わりに、1280年代に建てられた聖ローレンス教会の塔は1467年に建築され、13世紀初めに作られた鐘が設置されています。16世紀初めに描かれた壁画に飾られた建物内では、B.ラインホルドの1876年の作品である祭壇画を見ることが出来ます。教会の建物は、17世紀と18世紀の初めに掛けてと、19世紀に改装されています。

エーッケルー

 




     


 
 

Finströmin kirkko (Pyhän Mikaelin kirkko)

オーランドで最も大きな教会の一つである聖ミカエル教会が建築される以前は、1000年代頃に建設された木造教会が建っていました。現在の教会の建設時期は13世紀の終わりだと言われていますが、12世紀初頭や15世紀の終わりに至るまで様様な説が存在しています。教会内には、中世の木像や15世紀中頃からの壁画などと言った、フィンランドで最も保存状態の良いものの一つである、中世のインテリアが見られます。

フィンストゥルム

     




     


 
 

Getan kirkko (Pyhän Yrjön kirkko)

1460年代に建てられたと言われるゲータ教会は、聖ジョージに奉納され、20世紀初めまでは礼拝堂として利用されていました。教会には1685年に寄贈された祭壇画や、1842年製作のエンパイア様式の説教壇があります。建物は17世紀と1842年に大改築されました。17世紀中頃に建てられた鐘楼は、1685年と19世紀に改築されています。

ゲータ





     


 
 

Hammarlandin kirkko (Pyhän Katariina Aleksandrialaisen kirkko)

長方形教会建築である聖カタリナ教会は、13世紀終わりに建てられました。15世紀初めには火災で被害を受けています。教会内の壁画は15世紀に描かれ、説教壇は1650年に設置されました。建物は1830年代に改築され、祭壇画がR.W.エークマンによって、1869年に描かれています。

ハンマルランド

 




     


 
 

Jomalan kirkko (Pyhän Olavin kirkko)

フィンランドで現存する教会としては最も古い建物である聖オラフ教会は、1260~1280年代頃に建築されましたが、建物の最古部分の建設は、その前の世紀に遡るとも言われています。教会内を装飾する壁画は、1280年代に描かれました。現在の教会の外観は、19世紀に行われた増築によるものです。

ヨーマラ

 




     


 
 

Lemlandin kirkko (Pyhän Birgitan kirkko)

13世紀の終わりに建てられたと見なされている聖ブリジッタ教会は、13世紀初めに建築された古い木造教会の代わりに建築されました。塔は1317年頃に増築され、現在見る事の出来る尖塔は、1817年の改築時に建設されています。教会内にはR.W.エークマンの1876年の作である祭壇画や、1852年に製作された説教壇の他に、二つの奉納船があり、その内の一つは17世紀に作られ、もう一つは1844年に寄贈されています。

レムランド

 




     


 
 

Lemböten kappelin rauniot (Pyhän Olavin kappeli)

船員の為にレンブーテに建てられた聖オラフ礼拝堂は、13世紀に建築されたと見なされています。16世紀にはその重要性が徐々に失われ、礼拝堂は放置され、廃墟と化してしまいました。礼拝堂の最初の修復は1892年に行われ、最後の修復は1979年に行われています。礼拝堂の周囲を取り囲む石壁の跡も、現在見ることが出来ます。

レムランド

   
 




     


 
 

Lumparlandin kirkko (Pyhän Andreaksen kirkko)

オーランドで現存する最古の木造教会であり、1540年代からの歴史を持つ聖アンデレ教会の現在の建物は、火災によって崩壊した古い教会と入れ替わりに、1728年に建築されました。教会は元々赤い色をしていましたが、1870年に黄色に塗り替えられ、1896年以降は現在の白色になっています。室内にはビクトル・ウェステルホルムによって1887年に描かれた祭壇画や、1842年設置の説教壇、1835年に製作された奉納船などがあります。

ルンパルランド

   




     


 
 

Pyhän Yrjön kirkko

有名な建築家、ラールス・ソンクによって設計された聖ジョージ教会は、1926~1927年に建築されました。建物は地元の年配の夫婦から寄贈され、その後何度か増改築されています。教会の尖塔の高さは30メートルで、室内のオルガンはオーランドで一番の大きさを誇ります。インテリアの装飾を担当したブルーノ・トゥーッカネンは、フィンランドの国旗をデザイナした一人です。

マリエハムン

 




     


 
 

Saltvikin kirkko (Pyhän Marian kirkko)

以前の木造教会に代わり、聖母マリア教会の最初の建築が行われたのは1280~1300年のことです。この長方形教会建築の建物は1370年代に増改築され、1380年に塔が建てられました。バロック様式の尖塔は、18世紀中頃に建設されています。説教壇は1832年に製作され、祭壇画はR.W.エークマンによって、1862年に描かれました。聖ジョージとドラゴンを描いた、1659年からの絵画も飾られています。

サルトビーク





     


 
 

Sundin kirkko (Pyhän Johannes Kastajan kirkko)

13世紀終わりに建築された聖ヨハネ教会は、長方形教会建築で、塔と翼部分は後に増築されています。建物は1678年と1921年に火災で被害を受けました。14世紀に描かれた壁画に飾られた室内に見られる3枚続きの祭壇画は、15世紀中頃に設置され、その上の部分は後になって付け足されています。オルガンは1860年代に制作されました。スンド教会はオーランドで一番大きな教会です。

スンド

 




   


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